「人間は死に直面しないと命の尊さに気づかないって博士は言ったわ。明日の命を、みんなこんなに真剣に考えたことは無いはずよ」 クーパー博士は、世界中のテレビ回線を乗っ取り、今後どこかの国が核実験をすれば、自身が開発した強大な威力を持った爆弾を起動し世界を破滅させると宣言し、平和の到来を目論む。 しかし、それを大国の陰謀だ、そんな爆弾などあるはずがないと考えたある国が核実験を強行しbionic、最終兵器起動のカウントダウンが始まってしまう。 レーザーや地雷、その他強力な防衛力を備えた施設に侵入した、サイボーグ手術を施されたジェミー・ソマーズは地球壊滅を阻止することはできるのか・・・。 大昔、日曜の午後に再放送されてるのをよく見ていたアメリカドラマの一エピソード。 結構シリアスだし、考えさせられるエピソード。 核ミサイルが世界に増え続ける世の中をなんとかしなければと考えたクーパー博士の、世界を脅迫して平和にしようという妙案。そうでもしないと平和は訪れないのか。 そして意地になって核実験を強行する某国のバカ。 施設を防衛するコンピュータ、アレックスとジェミーの対決も結構見ものだし、博士が仕組んだ爆破装置の正体もまさかまさかのものでジェミーと一緒にびっくり。こんな結末を持ってくるとは、人類自身による地球の最期を扱った作品としてあの「博士の異常な愛情」と並ぶでしょう。 非常に重たい内容なのに出てくる人がバカばっかりのおかしい映画。 確か小学3年の頃に「2001年宇宙の旅」というものすごいSF映画の監督がその前に作った映画、ということは知ったのだけど実際に見たのはずっと後に池袋文芸坐でSF映画ばっかりいくつもリバイバル上映されたときでした。 タイトル通り、確かに博士のいかれっぷりが見ものだけれど、それ以外でも基地司令官の静かな狂いっぷり、国防総省での大統領の慌てふためく様子、帰れるかもわからないのにソ連領空に侵入する爆撃機の乗組員たちの淡々とした仕事ぶりなどなど見どころはたくさん。 でも何と言っても極めつけはゴング少佐の最後のシーン!よくぞあんな場面あんな映し方を思いついたもんだ!! と、感心ばっかりの作品だけれど実際のエラい人たちも映画にでてくるようなマヌケなことばっかりやってる可能性がかなり強い、と思うことが最近多くて、それが一番恐ろしいと感じる今日このごろ。 関係というのはサメと同じで常に前進してないと死ぬ。 うだつの上がらないニューヨーカー、アルビーがかつてつきあった女性、アニー・ホールとの出来事のあれこれを回想する。 『映画は宇宙船が飛ばないと退屈!』なんて思ってSF映画にしか興味の無かった子供の頃、何のきっかけかわからないけどたまたま見て『宇宙船が飛ばなくても映画ってこんなに面白いんだ!』ということに気づかせてくれた映画でもあります。 この映画は、ごく普通の男女がくっついたり離れたりのストーリーかと思いきや、斬新な表現がたくさんあって、もちろんそれが魅力なのだけどもやっぱりアルビーとアニーを演じるウディ・アレンとダイアン・キートンの会話が肝でしょう。 で、今回またしてもこの映画を見たきっかけはダイアン・キートンが亡くなってしまったから。だから見る、というのもどうかなと思うのだけど、なんとなく、いやどうしてもあの笑顔が見たくなって。 パパなの? 母親を失った9歳のアディは母の知り合いのモーゼに、ミズーリ州の伯母の家まで送り届けられることになったが・・・。 このモーゼっていうのが一見ハンサムな男なんだけども実は未亡人の家を訪れては「生前、ご主人から、奥様への贈り物として特装版の聖書のご注文を受けてまして、お渡しと代金の回収に参ったのですが・・・」と言っては未亡人の名前入りの聖書を高額で売りつける手口の詐欺師だったのだ! そんなモーゼと一緒にいて大丈夫?と思いきや、アディもこれまたとんでもない娘だった!さて、二人の珍道中、何が起きますやら、というお話。 笑っちゃうしドキドキもするしはらりともさせてくれるし、アディの仏頂面も面白い。そしてなによりこの映画、画面に見入っちゃうんです。キューブリック映画みたいに。なぜだろう。 出番が少ないけど、メル・ブルックス映画でお馴染みのマデリーン・カーンがいい味出し過ぎで良いです。(吹き替えがドロンジョ様というのも嬉しい) ノン! スランプでアル中にまでなってしまった往年の名監督メル・ファン。 彼は再起するべく仲間と共にある映画の企画を映画会社に持ち込むのだが・・・。 その企画というのがなんと「サイレント・ムービー(無声映画)」。 会社からは「今どきサイレントなんかウケるわけがない!」と言われたものの・・・というストーリーは一応あるものの、これ、バカバカしすぎて笑っちゃうギャグのてんこ盛りでありながらなんだか楽しい気分で観終わる映画です。 ドリフの笑いが好きな人ならオッケーかな、という映画。 あと「ビーン」とか「メリーに首ったけ」とか「裸の銃を持つ男」とか。 決して繰り返させるな。絶対にやらせてはならん 小さなネオ・ナチグループのリーダー、ピーターは自身の主張を懸命に訴えるが聴衆には全く響かない。 しかしある日、暗闇から現れた謎の男から人々を熱狂させる方法を伝授されたピーターたちは力を増してゆくのだが・・・。 「政治」っていうのは『誰かをやっつける』のではなくて『困った人を助ける方法を考える』ものだと思います。 1960年代に作られたこのドラマは「決して過去の過ちを繰り返してはいけないよ」という思いで作られたのだろうけれど、まさか数十年後の現在、身近なところでこの愚かな主人公のような「敵を作って人々を煽る人たち」と、「その人たちの主張に熱狂する群衆」を目の当たりにし、そしてその結果自分史上一、二を争う『どんより気分』を味わうことになるとは思いもしませんでした。 厳しい決断なら私にもできます 銀行の融資担当のクリスは老婆から住宅ローンの返済期限延長を懇願され上司に掛け合うが受け入れられず、仕方なく断る。
老婆は捨て台詞を吐いて引き下がるがその直後からクリスにありとあらゆる恐怖が襲いかかる。 とにかく描写全てがおおげさ! そしてそれが笑っちゃうくらい楽しい! 彼との幸せな将来を夢見ていまの仕事を頑張る女の子にそこまでやらせるか!というような試練(?)を与える筋書きにもビックリ。 とにかくドロドログチャグチャだったり口ん中にいろんなもん突っ込まれまくったり、あんなこともこんなこともされて、女優さんてほんと大変だな、と思ってしまう映画。 どうしようどうしようと戸惑いながらもなんとかかんとか考えて一生懸命行動に出て最後の対決にもやっとこさ打ち勝った、と思ったところで 「えーっ!!!そうなるのー!?」 と思わず声を上げてしまう驚愕のラスト!!! ずいぶん久しぶりだわ 濡れ衣を着せられ4年の刑に服したニッキーは、結婚を間近にひかえた弁護士ロードンを巻き込んで自身を罠にはめた人間への復讐に乗り出す。 「オープン・ユア・ハート」などなどヒット曲連発時代のマドンナ主演映画。 といってもマドンナ演じるニッキーに散々振り回されるロードンが主役かな。弁護士として活躍し、大物の令嬢との結婚も控えてるのにニッキーとひょんなことから出会ってしまったのが運の尽き。踏んだり蹴ったりな目にあいながらも依頼された仕事と結婚の準備をなんとかやり遂げようと奮闘するのだが・・・。 ニッキーのやりたい放題、ロードンのアタフタぶりに加えてまわりに現れるのがヘンな人ばかりなのが楽しい。まともなのはロードンだけというのがおかしい。 とにかくやんちゃなニッキーなのだけれどあるシーンのみハッとさせられる登場場面あり。 そして大いに盛り上がるクライマックスシーンに続くラストシーンも文句なしの終わり方。 なのに大ヒットには至らなかったみたい。残念。でも私は大好き。 あなたは女にならどこにでもついて行きそうだ アメリカ、ソ連の有人宇宙船が相次いで何者かに拿捕されるという事件が発生。 調査の結果、拿捕した宇宙船は日本付近に降りたらしい。 米ソが互いを首謀者と思い込み戦争勃発の危機が迫るなか、英国情報部はジェームズ・ボンドを日本へ派遣する・・・。 ボンドシリーズ第5作目。毎回世界を股にかけて大事件を解決してきたけどついに日本へやってきました!事件の舞台も宇宙へとスケールアップ! ボンドが日本の情報部と協力して事件に挑むのだけど、日本側のトップ、タイガー・田中役に丹波哲郎!そしてボンドガールに浜美枝と若林映子さん。 案の定、黒幕は犯罪組織スペクターでありますが今回ついに首領ブロフェルドの素顔が明かされます!! 街に人力車がいたり、日本情報部直属の部隊が忍者軍団だったり、丹波哲郎の移動手段が丸の内線だったり「こんな日本はおかしい」とツッコみたくなる場面もあるだろうけど私はこの作品、大好き。よくぞ日本に来てくれました、そして相変わらずのド派手な活躍をしてくれました、という感じ。カーチェイスの場面も、古き良き日本のごく普通の民家の立ち並ぶ道路を走り抜けます。 見どころが盛りだくさんだけど極め付けは主題歌。西洋の人が「日本の音楽ってこういうのでしょ」みたいに作ったのかな、というメロディが自分にはドンピシャリ。ときどき無性に聴きたくなる名曲です。 ガイは突拍子も無い話に驚くものの、相手にしない。 しかしブルーノは勝手にその計画を実行に移そうと、ミリアムに近づく•••。 この「交換殺人」のアイデア、今までどこかで誰かが実際にやってたりしないだろうか?と考えてしまった。 それにしてもこの映画のラストは「逃走迷路」の自由の女神像のてっぺん、「北北西に進路を取れ」のラシュモア山の歴代大統領の顔の彫刻ほどのド派手な舞台ではないけれど、かなりの盛り上がりを見せてくれます。 私だって、自分で驚いているんだから。 恋愛とは無縁だった令嬢がある男性に恋に落ち、結婚。 彼の用意してくれた豪華な新居へ引っ越し(召使までいる)、夢の新生活が始まると思いきや、実は彼が文無しで、借金まみれだったことがわかる。 もしや親の財産を、さらには自分の生命保険を当てにしてるのでは、という疑惑で頭がいっぱいいっぱいに・・・。 大切な夫が殺人者かも。そして自分をも殺すつもりなのかもしれない。 こんなおっかない目に遭う女性のお話なのだけれど、お調子者のプレイボーイ、ジョニーがあの手この手で主人公リナに猛アタックする前半はコメディタッチ。 そして彼が無一文であることを知ってからがいよいよサスペンスっぽくなる。はたして彼は善人なのか殺人者なのか。 頼むからジョニー、善人であってくれ、リナとともに願うのだけれど、その答えが最後の最後の最後までわかりません!!! さあどうぞ、行くのです。 ひょんなことから、一年前に妻を亡くした大富豪に見初められ、後妻として彼の大邸宅へ行く「わたし」だったが、慣れないことばかりで戸惑う日々。しかも家のことを仕切るダンヴァース夫人が非常にとっつきにくい人物なのであった。 ヒッチコック監督初期の名作。スパイサスペンスではないし、舞台もほぼお屋敷内なのにドキドキ場面の連続。 主人公の「わたし」の不安な気持ちが痛いほど伝わってくるのだけれど、途中からやる気出して反撃(?)にでるあたりから頼もしくも見えてきて、落ち込む大富豪マキシムを必死になって励ますので、先日見た「白い恐怖」を思い出します。 あと不思議だなと思うのは、タイトルにもなっているのに実体の現れることの無い「レベッカ」の存在感。出てこないのに立派な主役級の登場人物でした。 私たちのあいだに何かが起きた 会ってまだ一日なのよ 精神科医院に赴任した新しい院長エドワーズ博士。医師のコンスタンスは出会ってすぐに恋に落ちるが、エドワーズ博士には不審なところがあった•••。 地味な話かと思っていたけど、久しぶりに見直したらけっこうドキドキ場面あり。 主人公が恋したエドワーズ博士は実は全くの別人でしかも記憶喪失。そしてなりすました博士を殺しているかもしれない。 一体この男の正体は。まさか殺人者?気にはなるけど、警察も動き出したからのんびりしてられない。 記憶喪失の男の夢を分析することによって謎解きが行われるのも珍しいかな。 グレゴリー•ペックが謎の記憶喪失の男を演じているけれど、これ完全にイングリッド•バーグマン演じるコンスタンスが主役。 うっすらと「タイタニック」と「ターミネーター」を思い出す。 最後の最後に判明する真犯人と、その決着の付け方にはびっくり。 あと途中から登場の恩師のブルロフ博士のキャラクターが最高。特に椅子のシーンは爆笑ものでした。 ご存知、ヨレヨレのコートにオンボロ車なのにたくさんの難事件を解決してきたロス市警の名刑事の活躍を描いたテレビシリーズ。 子供の頃、水野晴郎さんの解説でお馴染みの「水曜ロードショー」で放映されるたびに観てました。 今回の相手は何とCIAの情報部員。水谷豊の「相棒」だと、けっこうな割合で組織の上層部が悪いことしてたという話もあったけれど、こちらのシリーズは「裕福な人」が犯人、というイメージが強いので今回は異色作かも。 そしてその情報部員を演じるのがパトリック・マググーハン!この人、「コロンボ」に3本くらい出てるはずの知的でダンディな紳士。シリーズ中でも上位にくる俳優さんでしょう。 いつもは大金持ちの単独犯をコロンボがほんの小さな手がかりから徐々に追い詰めてゆくのだけれど、今回はCIAの情報部員が相手なので逆にコロンボが組織に脅かされるなんていう珍しい場面があったりします。 でも何といっても特筆すべきは、今回の犠牲者を演じるのがまさかの「裸の銃を持つ男」の間抜け刑事役のレスリー・ニールセンだということ! 彼が出てきただけで、何かおかしなことするだろ、と期待してしまいます。何もしないけど。 そしてもう一つ、威厳たっぷりに登場する、犯人の上司であるCIAの部長を演じるのがまさかまさかの「奥様は魔女」のダーリンの勤め先の社長ラリーの人!いっつもサマンサの魔法に振り回されっぱなしだった人! 話は大真面目なのだけど、このお二人のおかげで別な意味で微妙に楽しめる作品です。 冬は雪に閉ざされる巨大なホテルの冬季の管理を任された作家志望のジャックと妻のウェンディ、息子のダニーのトランス一家。
彼らを待ち受けていたのは、想像を絶した恐怖であった◦◦◦。 狂ったジャックが斧をもって雪の迷路を追っかけてくる場面などで有名なキューブリック映画。 小学3年のときにリバイバル公開で観に行った「2001年宇宙の旅」がこの監督さんとの出会いで、それがあまりにも強烈だったからそれ以降、何を観ても「2001年」のインパクトを超えないのだけれども、もし映画観始めの頃に「シャイニング」に出会っていたら、こちらが強烈に脳に刻まれたのかも。 ホラー映画って話が展開していってからの夜の暗闇の場面でおっかないことが起きるんじゃないかと思いますがこの映画、オープニング直後、トランス一家が例のホテルに向かう場面からしてコワい。しかも真昼間、景色の綺麗な道を、三人を乗せてひたすら走る車。なんであんなに明るいのに、まだ何も起こってないのにこんなにコワいんだ、という気持ちになれます。 あとはこの映画、ジャックとウェンディを演じるジャック・ニコルソンとシェリー・デュバルの顔芸大合戦という感じがしました。 テイラーたち4人を乗せたアメリカ合衆国の宇宙船イカルスがたどり着いたのは、知性を持ち言葉を話す猿と、話すことさえできない人間の住む星だった。猿たちの人間狩りにあい、仲間を失ったテイラーも捕まってしまうのだが・・・。 小学生の頃からテレビで放映されるたびに見た作品。
「どうせ何回も見たくなるからDVDを買っちゃうか」と思ったことは何度もあるけれど、いざ買おうとしても、パッケージ裏を見ると吹替が無いことに気づいていつもやめちゃう。やっぱりテイラーは納谷五郎さんじゃないとね。 とにかくこの映画はラストシーンのものすごさで語られることが多い。
確かにあの結末の、テイラーの「世界でいちばん何もかもイヤになっちゃった男」感は全く古びない。「ミスト」と並ぶ世界一やりきれないラストシーン。 なのだけど、それ以外でいつも思い出すのがラスト近く、いろいろあってテイラーに協力してくれる猿の学者夫婦のおかげで拘束を解かれたテイラーが、伸び放題だった髭を剃っていると「何で剃っちゃうんだい?」みたいなことを言われたのに対して「こういうのは無精髭といって、我々の星では嫌われるんだよ」と答えるシーン。本筋とは関係無いけどこういう「日常的」、「普通」な会話があったりするからこの映画、とんでもない設定なのに妙にリアルなのか、と思う。 フランス詩の英訳本が評価され、教授として大学に招かれたハンバート・ハンバートは、未亡人シャーロットに熱心にすすめられた家を下宿先に決めるが、その理由は一人娘ロリータの存在だった・・・。 キューブリック監督、1962年の作品。中年男が美少女の虜となり、破滅していくお話。 軽い音楽が流れて思わずニヤリとしてしまう場面があったりしてこれはコメディか、と思いきや深刻な出来事も起きたりでどうしていいんだか、不思議な気持ちになれる映画。でもやっぱりお笑い担当と思っていた陽気な未亡人、シャーロットがかわいそ過ぎる。 肝心の美少女「ロリータ」役のスー・リオンという女優さん、その後とんと見かけたことが無いのが残念。たまたま見てないだけかな。 ロリータにさんざ振り回される中年男、ハンバート役のジェイムズ・メイスン。この人はヒッチコックの「北北西に進路を取れ」で敵組織の首領を貫禄たっぷりに演じていた人。それがここでは・・・。映画を観ていて面白いのはこういうところにもある。「トータルリコール」の憎ったらしい火星の独裁者が別の映画では男手一つで息子を育てるいいおやじだったり、とか。 あと、怪しい脚本家役のピーター・セラーズ!やっぱりこの人はすごい。何がすごいかは言えないのでぜひこの映画を観てください。 出所したばかりのジョニーは競馬場の大きなレースで騒ぎを起こし、その隙に大金を奪う計画を立て、仲間を作って実行に移す。
完璧に練り上げられた計画であったが・・・。 あのスタンリー・キューブリックの初期作品。他の作品同様、じーっと見入っちゃう。 計画に引き入れた仲間にテキパキと指示を出すジョニーを演じるスターリング・ヘイドンの姿は「博士の異常な愛情」のイっちゃってる基地司令官、「ゴッドファーザー」のいやーな悪徳警官なんかとはまるで違って立派なリーダーに見えちゃう。犯罪者なのだけれど。 ジョニー以外のキャラクターたちの特徴も、85分の映画なのにそれぞれのきっちりと描きこまれているのも良かった。 それにしてもこのお話、あれだけガッチリ計画を立てても、あっちから、こっちからと小さなズレが発生しちゃうと、悪人たちの犯罪映画なのに「大丈夫なんだろうか?無事に強奪して見つからずに逃走して山分けまでできるのだろうか?」とハラハラしてしまう、映画ならではの快感を得られるのが楽しい。 そしてあの結末!! 「あーっ!!!」 市民課の課長、渡辺勘治は書類に判子を押すだけの毎日を送っていた。彼だけではなく職場の他の人間たちも同様。婦人たちが、その子供たちのための公園新設の陳情に来ても平気でたらい回しにしてしまう。 ある日、渡辺は軽い胃潰瘍と医師から告げられるが、本当は胃癌であり、本人も気づいていた。 残された日々をどう過ごせばよいのか戸惑う彼はあることをきっかけに、残された時間でやるべきことを見つけ、それに向かって今までとはまるで違う、ありったけのエネルギーで突き進んでいく。 主人公はもちろんまわりの人間たちの「表情」がそれぞれの場面を物語っているなあ、と思った。 あとはやはりお通夜かな。適当なことばっかり言う、調子のいい上司、同僚たち。あの憎ったらしさといったらない。しかもまともな人間がたったひとりしかいないという・・・。 出版業界で働くジョージ・コールドウェルはロサンゼルスからシカゴへ向かう列車で素敵な女性と知り合うが、その直後車窓の外に転落する男を目撃する。その男はレンブラントの研究の第一人者であった。 ジョージは国際的絵画偽造団の陰謀に巻き込まれるが・・・。 確か高島忠夫さん解説のフジテレビ土曜夜の「ゴールデン洋画劇場」で見て以来の大好きな映画。 あらすじだけ読むと、なんとなくヒッチコックの「北北西に進路を取れ」を連想するけれど、そちらとはまた違った趣の大傑作。 何度も列車から落っことされてもそのたびに思わぬ助っ人が現れてピンチを救ってくれるのが楽しい。 特に指名手配されてしまい、警察が目を光らせてるため改札を通過できない!さあ、どうする!?という大ピンチの解決策が傑作だし大笑いです! ただしこの映画、これだけヒヤヒヤしたり笑ったりできるのは絶対に広川太一郎さんたちベテラン声優さんたちの吹き替えがあってこそ。 あと、「プリズナーNo.6」の主人公、「アルカトラズからの脱出」のいやーな所長、「刑事コロンボ」の手強い犯人を何回となく演じたりしているパトリック・マググーパンが敵の首領デブローとしてここでもいい味出してます。 この映画、金持ち時代の過去と、落ちぶれた現在の場面とが何の説明も無しに行ったり来たりするのだけれど、全く混乱することが無くてわかりやすいです。しかもその対比が面白い。 はじめて観たときは、ジャスミンはもちろん出てくる人全員が文句を言ったりいがみ合ったりの連続で「残念なひとたち」だなあと思ったけれど、「いいところ」もある人たちです。 ジャスミンとジンジャーは互いにボロクソ言いつつも、ときどきポロっとお互いを思いやる言葉が飛び出すし、ジンジャーの彼氏チリも、かなり荒っぽい男だけれど、ジンジャーへの一途な想いをよりにもよって彼女の職場(スーパー)で爆発させる場面は結構見ものです。 それにしてもこの映画、とにかくケイト・ブランシェット演じるジャスミンの「顔演技」がすごい。思わずじーっと見ちゃいます。どうにかして再び上流社会に這い上がろうと奮闘するジャスミンなのだけれど、どの場面も滑稽で笑ってしまう。 同じウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」のミア・ファロー演じるセシリアのラストの表情は、切ない結末にもかかわらず、最後の最後にほんの少し、微かな希望のかけらが見て取れるような微妙な表情だったけれど、ジャスミンのそれはセシリアとはまた別の、なんとも形容しがたいものがありました。 西暦2200年、20年前に行方不明となった入植者の捜索のためアルテア第4惑星へ降り立ったアダムズ機長たち。彼らを迎えたのはモービアス博士だったが、他の入植者たちは全員、博士の妻も含めて、謎の生物に襲われてしまい、今は先住民族の遺跡を調査しながら娘のアルティラと二人で暮らしているという。 アダムス機長たちの滞在中、乗ってきた宇宙船の内部にあった機材が破壊されるが、目撃者はいない。博士も関与を否定。 そして謎の怪物は、仕掛けた罠にかかり、その驚くべき姿を現すが、犠牲者も出てしまう。 今も稼働する巨大な科学設備を残して絶滅した先住民クレル人と怪物には関係があるのか・・・。 1950年代の映画なのに舞台が2200年だし、宇宙船のデザインが円盤型デザイン、そして当時SF映画は子供相手のものという風潮だったらしいのに、怪物出現の原因はまさに「大人の理由」だった。 アダムスがモービアス博士に案内されるクレル人の壮大な科学施設は、もうどんだけ広くてでっかいんだ、というインパクト十分すぎる名場面。 あらゆる「ロボット」の元祖のロビーもいい味出してます。
帝国軍の圧政に立ち上がった反乱軍であったが、初代を上回る能力を持つ究極の破壊兵器デス・スターⅡによって全滅させられる危機が迫っていた。 若きジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーは囚われの身の盟友ハン・ソロを救出し、ジェダイの師匠であるヨーダの教えを乞い、帝国軍に立ち向かおうとするが・・・。 たくさんあるこのシリーズの中で最初に作られた(1977~1983)3作の3作目。 前2作に対して見事に決着をつけた作品だと思う。反乱軍と帝国軍との最終決戦、ルークの成長、レイア、ハンたちとの人間ドラマ、そして父と子の物語。 さらに、1999年から2005年にかけて作られたプリクウェルと呼ばれる、過去においてなぜ帝国の圧政が始まったのかを描く3本を観てからこの作品を観ると、特に父と子の部分の印象がさらに強くなった。だって、あのおっかないヴェイダーの小さい頃からの姿を見た後だと、そりゃ見てる方の気持ちも変わっちゃう。さらに青年期のパドメとのこともあるし・・・。 反乱軍のデス・スター破壊を目標とする戦いの鍵となる、森の星エンドアで頼もしい助っ人となるイウォーク族。これがまた強力な援軍であり、人懐っこい種族でもあり、とにかくかわいい。まさか、宇宙の命運を握る一大決戦でああいうキャラクターが出てくるとはうれしい驚き。彼らの戦う場面だけはユーモラスで思わず笑っちゃうのだけれどただ一か所、「やっぱりこれは戦争なのだ」と思わせる悲しいシーンがしっかり組み込まれています。 高校時代のあこがれの人、メリーのことが忘れられずにいる作家志望のテッドは、あることがきっかけで直接彼女に会いに行く決心をする。 大人の男が、青春時代の夢をもう一度追いかけるお話・・・と思いきや、これがまたぶっ飛んだラブコメでした。 出てくる人の誰もかれもが「どうかしてる人」ばっかりで楽しい。「この人はまともだろう」と思って見ていると「あれ、やっぱりコイツおかしいや」の連続。 ずるい人、悪い人も出てくるけれど「悪役」というより「へんてこりん」な人たち!それがいい! メリーに再会はしたものの、「へんてこりん」な人たちにさんざん引っ搔き回された末に訪れる結末は、自分が観てきた映画史上、最も「グッとくる」結末のひとつでしょう。 あと、ときどき現れてはテッドの心情を歌うジョナサン・リッチマン!だいぶ前から聴いているお気に入りのアーティストが「本編に登場して何曲も歌ってくれる」なんて最高の経験だ。 それと、ラブコメでありながら、笑いながらもちょっと真面目なことを考えさせてくれる映画でもありますので、たくさんの人に観て欲しい作品です。 先日観た「ゴジラー1.0」は文句なしの傑作でした。そしてそういえば、と思って押し入れから引っ張り出して観なおした初代「ゴジラ」も、あんなに昔の映画なのにいまだに色あせない作品。 そしてもう一本、無性に観たくなったのがこの「シン・ゴジラ」。 この映画は、東京湾で発生した謎の水蒸気噴出が政府に報告される出だしからずーっと政治家や官僚たちの動きを追い続ける。ゴジラの大暴れによって人生を狂わされる人たちのドラマ、ではなくて、あんな怪獣、完全生物ともいえるゴジラが実際に現れたら国はどう動くのか?前例のあるはずのない事態にどう対処するのか?をキッチリ描き切った作品。それがまた面白いのなんの。 ちょっと違うけれど「アンドロメダ病原体」という、タイムリミットが迫る中、人を死に追いやる未知の病原菌と数名の科学者の攻防を描いた映画もまた観たくなっちゃった。 それにしても「シン・ゴジラ」、総理がバカっぽかったり、現れた怪獣をどの官庁が扱うかでグジュグジュしたり、といった
ところが非常にリアル。 でも実際の政治家さんたちよりマシなような気がする。なぜかというと、今作中の彼らの会話は成り立っているから。(映画だから当たり前だけど) まあそれはいいとして、一番カッコよかったのが余貴美子さん演じる花森防衛大臣でした。 あとクライマックスで大活躍の電車くん、特殊車両くんたちにも拍手! 日本映画史、いや世界映画史においてあまりにも重要な作品。一個の生命体によって一国が破壊されかけてしまうという大惨事を描き切った超大作!! だいぶ前に、取引先の映画好きの方に「初代ゴジラは絶対に見ておくべきです!」と力説されたので観てみたらこれが確かに、まさに大傑作。 そして先日、あの「ゴジラ-1.0」を観に行ったので、再びこちらも見たくなったという次第。 ほんとこの作品、ただ「怪獣が現れて街で大暴れ」だけでは決してない! 今作中、いちばんグッときたのは、街の破壊を続けるゴジラから逃げられないと悟った母親が幼い子に 滅びゆく運命の惑星クリプトン。終末を察知したジョー=エルは誕生したばかりの我が子を遠く離れた地球へと送り出す。 やがて地球に到達し、ケント夫妻に息子クラークとして大切に育てられた彼は他の者には無い能力を持て余すが、母マーサの優しさ、父ジョナサンからの教えを受けて立派な青年へと成長し、自らの運命を見つける・・・。 昔からの赤と青の衣装で、コミカルなシーンも多かったサッパリしたイメージのスーパーマンではないのも今風なのだなあ、と納得。 他者には無い力を持っていることに悩む少年時代、というのはクリストファー・リーブ版(1978年)にも描かれていたっけ。 今作で興味深かったのが、敵役のゾッド将軍。 特異な能力を持つ少年クラークの苦悩が、いくつかのアクシデントの場面と父ジョナサンとの会話などによってわかりやすく描かれているところがよかった。 関係無いけどリーブ版の、テレビ朝日で放送した時のクラーク=ささきいさお、ロイス=中原理恵両氏の吹替えをもう一回見たい。 紀元26年、何不自由の無い暮らしを送っていたジュダ・ベン・ハー。ある日彼は幼馴染のメッサラと再会する。 そんなとき、新総督赴任のパレードであるアクシデントが発生し、ジュダとその母、妹までもが犯人扱いされて拘束されてしまい、ジュダは奴隷としてガレー船(人力で漕いで進む軍艦)送りにされてしまう・・・。 こんなに長いのに(200分以上!)、こんなに「長く思わない」映画ってそうそう無いでしょう。まさにあっという間。 ヘストン演じるジュダの、友人メッサラへの友情から憎しみ、さらにはある人物との出会いによってその憎しみを超える感情への変貌、母ミリアムと妹ティルザへの困難を超えて注ぐ愛情、ガレー船での大海戦において生死を共にした上官との間に築かれた親子愛・・・などなどたくさんの想いに思わず感情移入してしまいます。 せっかく裕福に暮らしていたジュダが、ほんの些細なアクシデントのせいで踏んだり蹴ったりな目に合う話ではあるけれど、その苦難があったからこそ、最も大切なことに出会うことができた、というお話でもあるのではないでしょうか? 医師リチャード・キンブルがある晩、妻と口論し家を飛び出す。頭を冷やして戻ってみると妻は何者かに殺害されていた。 という出だしのアメリカのテレビドラマ。 それにしても毎回毎回、逃亡を続けるため、生きるために稼がなきゃなのでバーテンだったり荷物運びだったりありとあらゆる仕事をしてたのが妙にリアルでした。 「優れている者は劣った者を殺してもいい」みたいなバカっぽい考えを実践してしまう若者二人。 サスペンスの神様、アルフレッド・ヒッチコックが大胆にも全編ワンカットに挑んだのが本作。上映時間とお話が始まってから終わるまでの時間が同じという一風変わった映画。 中学生の頃、初めてこの映画を知ったときは「全編ワンカット」ということだけが衝撃だったけれど、今観ると「人を殺してもいい、だってオレ、優れているから」というどうかしている考えについての映画であることの方が重い。非常に重い。 エリザベスは夫ジェフリーがある日突然、別人のように感情が無くなったことに気づき、同僚のマシューに相談する。マシューは友人で著名な精神科医キブナーに相談することにする。 最初っから最後まで「不気味」なまま突っ走る映画。無表情のアップ、斜めになった画面、変な音楽、というか効果音。どれもが不気味。その行き着く先には強烈なラストカットが待ち受けてます! ジャック・フィニイの古典SF小説「盗まれた街」の二回目の映画化。 SFではあるけれど、まわりの人間が姿形は今まで通りなのに、中身が全くの別人になっていた、というのはSFでもなんでもないのではないか、と最近のいろいろなひどい出来事の中で感じること。 マシューのドナルド・サザーランドやジャックのジェフ・ゴールドブラムもいいのだけれど、キブナーのレナード・ニモイがドンピシャ。当たり役のスポックと同じく論理の人、という感じの役でありながら悪役なのが新鮮。あ、でも「刑事コロンボ」の「溶ける糸」の冷静に悪事を働く医者の役もあったっけ。
20世紀後半、遺伝子工学によって生み出された知能も体力も人間離れした能力をもち、「優生戦争」を引き起こし地球の三分の一を支配するも敗北し宇宙へと逃れたカーンとその部下たち。 という、テレビシリーズ「スタートレック」のあるエピソードの後日談がこの「カーンの逆襲」。 カーンが追放された星は、なんとか生存はできる惑星だったが、カークたちが去った数ヶ月後に隣の星が爆発。その影響で荒れ果てた星になってしまい、妻を含め仲間も多数失い、カーンはカークへの復讐を誓う。 そしてたまたまそこへ別件で訪れた船を乗っ取り、強大な破壊力にもなりうる「ジェネシス」と呼ばれる装置をも手に入れたカーン。カークをおびき出し、復讐を実行しようとするのだが・・・。 何度も観た映画。何度も観られる映画。 なぜか。この映画には士官候補生の訓練のための「コバヤシマルテスト」というものが出てくる。模擬訓練のようなもので、宇宙を航行中、敵国との間に作られた非武装中立地帯で民間船コバヤシマルが事故で動けなくなった、という状況から始まる。 人命救助のため中立地帯に侵入すれば、戦争行為とみなされ多数の敵戦艦に攻撃を受けることとなり、まず助からないのに加え、全面戦争を引き起こすことになる。
救助に向かわなければ被害は無いが、コバヤシマルの乗員を見殺しにすることになる。 さて、どうするか、という正解の無い性格テストのようなもの。 炎天下の中必死に頑張っても、9回裏、大差をつけられちゃってもう無理かな、という状態はこのテストの、コバヤシマルを助けに行かなきゃだけど絶対に誰も助からない、それでも助けに行かなきゃ、という状況と似ているのでは?と思ったからなのでした。 そしてそのときの高校球児たちの、やはり負けてしまったけど、ほんとに最後の最後まで頑張り抜いた姿こそがコバヤシマルテストの正解なのかな、と思ったのでした。 本編と関係無い話ばかりになっちゃいました。 フランス大統領ドゴールの暗殺という依頼を引き受けたプロのスナイパー、「ジャッカル」。彼は着々と準備をすすめ、暗殺の情報をつかんだフランス当局も腕利きのルベル警視に捜査の全権を委ねるのだが、まだ当局は「ジャッカル」がいったいどんな人物なのか、そしていつ、どこで実行するのかもわからず・・・。 暗殺する人間の振る舞いはこういうものなのだろうなあ、と納得してしまうシーンの連続。派手ではないけれど見ごたえはたっぷり、ずっしり。「ジャッカル」役のエドワード・フォックスの演技もあるけれどドキュメンタリー・タッチのおかげもあるのかな。 途中、「ジャッカル」があるアクシデントに見舞われたときに「あらあら、大丈夫かな?」と思ってしまう、悪人に同情してしまう映画鑑賞時独特の心理を味わえた。 「サイコ」のノーマン・ベイツがあの車を沼に沈めるときに、途中で止まっちゃって、沈みきらないままになっちゃうシーンを思い出しちゃった。犯人のしてる悪いことなのに。 それにしても最後の最後、大統領の出席する式典の場面、ついに狙撃の瞬間が訪れるその瞬間の緊迫感がたまりません。 あとは今回のテレビ東京での吹き替え、「ジャッカル」の野沢那智さんの声がドンピシャリ! 砂漠化の進行で、農業さえ深刻な打撃を受けている未来、密かに進められていた起死回生の人類救済計画に、ある不思議な出来事により参加することになった元宇宙飛行士クーパー。 愛する娘、マーフィーを泣く泣く地球に残して彼は第二の地球探しに旅立つのだが・・・。 クリストファー・ノーラン大好きな人からお薦めされていたので観てみたらこれが大当たり! これだけ異常気象という言葉が溢れる世の中だから「砂漠化の進行」という設定も説得力があるなあ、と思ったり、「ラザロ計画」にクーパーが導かれるときに遭遇し、道中を共にすることになるロボットの今まで見たことの無いルックスと性格(かなりいいやつ!)に意表をつかれ、計画の責任者としてマイケル・ケインが登場してやっぱりノーランの映画には重要な役で出るんだ、と思ったりしているうちに話はどんどん進み、第二の地球探しへ向けて宇宙へ旅立ったクーパーたちが乗り込んだレインジャー号から見える地球も小さくなったら今度は土星あたりに現れたワームホールへ突入して遥か遠い世界へ・・・って本当にトントン拍子に進んでいく驚異の物語! これ、ある条件のもとでは「時間が伸びる」という相対性理論とかをストーリーの重要なところで取り入れてたりして、科学的に裏づけされたSFではあるけれど、人間の美しいところ、そうでないところも描いているし、またそれと同時に家族の物語でもあるし、愛する人を想う話でもあります。まるでごった煮にのようだけど、それら全てが絶妙にブレンドされていて、なおかついろんな惑星、ワームホールなどの想像を超えた風景を見せてくれる、完璧な映画なのでした。 任務のためには殺人も許されるという資格、ダブルオー(00)を獲得したばかりのジェームズ・ボンドがテロリストの目論見を未然に防ぎ、その背後にいる黒幕との」対決に挑む。 前作「ダイ・アナザー・デイ」で行くとこまで行っちゃった感のあるこのシリーズ、ついに新ボンド役者を見つけて設定も新たに再スタート、といった感じ。 この新ボンド、とにかくがむしゃら。最初の方の爆弾密造人を追っかける場面、必死で逃げる男をどこまでもどこまでも追いかける。ついには建設途中の高いビルのいっちばん高いところへ。何もそんな高いとろで戦わなくても、っていうくらい高い。テレビ画面で見ていてもゾクゾクするくらい。 その他たくさんある格闘シーンも、服も顔もボロボロになりながら必死になって相手に挑んでいくところが、特にロジャー・ムーア時代のシャレた感じのボンド像の対極にあって、新鮮。 そしてボンドガール。シリーズ中1,2を争うのではないかと思うほどの美女。そんな彼女、ヴェスパー・リンドにボンドが本気で恋してしまうのだが・・・。 今回の結末は、事件解決してよかったね、といういつもの終わり方とは違って、まるで壮大なラブストーリーみたいになってゆく。そこで思い出すのは2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビーの「女王陛下の007」。あれもラストはあまりにも切なかったっけ。 嵐の翌日、不思議な霧に覆われた町。デビッドは息子とスーパーを訪れたものの、一向に消えない霧の中に得体の知れない怪物がいることがわかり、他の客同様足止めを食らってしまう。 閉鎖された空間で危機に直面し、団結すべきなのに攻撃し合い、そこへ見たことも無い異形の凶暴な生物が何匹も店内に侵入してさらに被害者が増えていく・・・。 「見なきゃよかった映画」みたいなランキングで必ず上位にいる映画。どれだけのものなのだろうとずっと気になっていたらなんと、テレ東で真昼間にやってくれた。 確かに!最低最悪の結末が待ち受けていたのでした。といっても映画が最低なのではなくて、あの状況下で主人公が必死に正しい道を選択しようとあんなにも頑張って頑張って頑張ったのに、最後の最後に待っていた非情な出来事。 見た後しばらくは「あーあ」という言葉が頭の中をぐるぐるまわる映画。 印象に残ったセリフ、ネタバレかもなので下に。 取引先へ向かうため車で移動中のセールスマンが、田舎道で前を走るタンクローリーを追い越した。するとその後延々とそのタンクローリーから執拗な、命さえも奪われかねない嫌がらせを受けるハメになる。 この映画、最初はガレージから出発して街中を走り、やがて郊外へ出てからの「アメリカってこんなに土地が広いんですよ」って自慢してるかのようなセリフの無い、ただ車が走り、セリフも無い場面が続く。それでもじーっと見ちゃうのはスピルバーグの手腕か。 そして問題のタンクローリーが登場したらもう、絶対に目が離せない。他の映画の車がすっ飛ばすシーンは、かなりの確率で「そんなにスピード出てないじゃんか」と思ってしまうけれど、これはどの場面も「うわっ、本当にすごいスピードだ」と実感できるのがうれしい。 「トラックに追っかけられるだけの話でしょ」と思う方もおられるかもだけど、ただの追っかけっこではないのです。 踏切で、長ーい列車が通過中で、まだ遮断器も上がってないのに後ろからぶつかってきてグリグリ押されちゃったり、公衆電話でおまわりさんに助けを呼ぼうとしたら電話ボックスめがけて突っ込んで来たりとか、タンクローリーの姿が見えなくなったので食堂に立ち寄ってホッと一息ついたと思ったら窓の外に例のタンクローリー・・・。この食堂の客の中にあいつが。いったい誰だ?みたいなサスペンスもあったりして全く飽きさせません。そして最後には・・・。 バリバリ働く土地開発会社のベテラン社員、ポール・カージー。有能な社員であり、仲睦まじい妻とゆっくり過ごす休暇もしっかり取り、娘も大事にする良き人であった。しかしある日妻と娘が買い物からの帰宅直後、スーパーの配達人を装って強引に家に入り込んできたロクでも無い奴らにひどい目に遭わされる。知らせを受け、病院に駆けつけるポールであったが・・・。 以下ネタバレあります。> この映画、冒頭は熟年夫婦の夫婦水入らずの描写がしばらく続くので、「これってこういう映画だっけ?」とちょっと思ってしまいます。でも奥さんと娘さんがスーパーで買い物を始めたところで不穏な空気が充満してきます。 当時のアメリカの都会ってこんなのがたくさんいたのかな、やだなあ、と思っちゃうような奴らのやることなすことがほんとにひどいのなんのって。
ちなみに78年ごろのクリストファー・リーブ主演の「スーパーマン」でも、クラークとロイスが街を歩いていると突然路地裏に引き摺り込まれて銃突きつけられて金を盗まれそうになるという場面があるけどその場面について当時の雑誌に「アメリカの都会ってほんとあんな感じなんですよ」って書いてあったのを思い出す。 で、家族をあんな目に合わされたら怒るのは当然だし、大体治安が悪すぎで、それは警察がしっかりしてないからで、だったら市民が自分で悪いのをやっつけるしかないじゃないか、というわけでカージイは銃を持って夜な夜なチンピラがいそうな場所を敢えてウロウロしてカモのフリしていざチンピラに目をつけられたらすかさず撃ち殺す、なんていう行為をくり返す。 面白いのが、彼が警察に捕まることなくチンピラ狩りを続けると、市民は「謎の狩人」を賞賛し始めちゃって自ら犯罪に対抗し始めて結果、犯罪件数が減って、警察もカージーに目星をつけたものの、こりゃ逮捕しない方が・・・なんて考えちゃうとこまでいってしまう。 ブロンソンといえば昔、「荒野の7人」、「大脱走」なんかをテレビでよく見たなあ。「大脱走」は脱走用のトンネル堀りの名人だけど、実は心に弱点があるけど頑張って克服、みたいな役だったような気がする。今回も一応「反戦主義者だった彼が変貌していく」話なのが興味深かったり、「力には力」で向かわないとダメなのか、とかいろいろ考える映画でした。でもやっぱり『ブロンソンが渋い』、に尽きるかな。 あと、開拓者精神の大切さを改めて思い知るきっかけを与えてくれる仕事先で出会う人物、カージーを追い詰めようと必死になる警部、この二人もいい味出してます。 自動車修理工場で働く青年ギイと恋人ジュヌヴィエーヴは将来を約束している仲だったが、雨傘店を営むジュヌヴィエーヴの母はギイと一緒になることを望んではいなかった。 それでも二人の愛は消えることは無かったが、ある日ギイに召集令状が届き、戦地に赴くことに・・・。 ミュージカル映画が特に好き、というわけではないけれどこの映画、じーっと見入ってしまいます。なにせ全編セリフが「歌」なのだから。ジュヌヴィエーヴと母親が雨傘店で話している会話はもちろん、合間に入り口ドアから入ってきて「郵便です」とか言って届けに来るだけの配達の人まで歌ってるんです! 以下ネタバレありです それにしてもジュヌヴィエーヴ役のドヌーヴのお人形さんぽさがたまらない作品でした。 原作が売れたし評判も良くて映画もヒットした、くらいにしか知らなかったのだけど、職場のバイトくんがかなり推していてソフトを貸してくれたので今頃になって鑑賞。 確かに大傑作。都合でまず半分くらいまでしか見られなかったけどそこまでで、もうこの映画、どう終わっても大当たりだということはわかった。そしてやはりの大満足の結末。見終わった後しばらく考えちゃう、余韻の残る映画でもありました。 若手の俳優さんたちの演技もみんなリアリティに溢れていてこれからの活躍に期待大。 映画部の前田君とその相棒がツボだったけど、「あまちゃん」に出てたね、くらいの印象だった橋本愛さんがあんなに綺麗に登場しているのが最大の収穫。台詞もすべて実際の女子高生の会話にしか聞こえないし。というかこの映画、登場人物の全ての台詞がリアル過ぎてまるでドキュメンタリーのよう。 見終わった後、なんとなく「パルプフィクション」と「知りすぎていた男」をもう一回見たくなった。同じ気持ちの人、絶対いるはず。 もう一つ、前田君の「『この世界で生きていかなければならないのだから。』それくらい覚えてよ」は観客、特にちょっとしたこと大変なことにかかわらずいろいろこんがらがっちゃってやけっぱちになっちゃって全てを投げ出したくなっちゃって最悪の選択が思いついてしまっているような人に向けてのこの映画からのメッセージなのだと突然気づいてしまい、ひとりグっときた。 大恐慌時代のアメリカ。飲んで遊んで暴力ふるって、という最低の夫と暮らすセシリア。毎日食堂で働き、近所の家庭の洗濯や子守りなんかもして何とか生計を立てている彼女の唯一の楽しみ、それは映画館。 ある日、夢中になって「カイロの紫のバラ」を観ているとスクリーンの中から探検家のトム・バクスターがセシリアに向かって話しかけてきた。 「この映画が好きなんだね。もう5回も観てる」 今さら感想書いてるけど、もうこの映画、私の中ではベスト1と言っても過言ではない映画です。 最初のころは「映画の登場人物が現実世界に出てきてしまう」という設定だけに興味をひかれたのだけれど(だからシュワの「ラストアクションヒーロー」も大好き)、何度も何度も見返すことのできる映画なので、良さはそれだけではありません。 今回また観てみて思ったのは、やっぱりこの映画、ストーリーもキャラクターも音楽も文句無しなのだけど、中でも一番、セシリアの表情に尽きるのでは、ということ。 劇中、公開前の「カイロの紫のバラ」のポスターを見つめるとき、憧れの俳優ギル・シェパードとバッタリ出会ったとき、そしてラスト、いろいろあった後、再び映画館でスクリーンを見るとき・・・。特に最後の場面の彼女の表情。映画に夢中になるあまり悲しい思いを味わってしまったセシリアが最後の最後、映画に救われたのかな、そうであってほしい・・・、そんなふうに思えるシーンが、演じるミア・ファローの表情と極上の音楽によって見事に表現されています。 40過ぎのおっさん、アイザックは、まだ学生のトレイシーと付き合っている。が、親友エールの紹介で知り合ったメアリーに気持ちが移ってしまい・・・。 これは、高校生のころ、まだ映画大好き、というよりは「スターウォーズ」だけ大好きだったころ、何かのきっかけで「SF以外も映画って面白いんだ」と気づかせてくれたウディ・アレン映画の1本。もちろん、映画館ではなくてテレビでの鑑賞だけど・・・。 人によっては拒絶反応を起こすというアレンの理屈っぽい喋りだらけの映画だけど、自分は全く問題なし。それどころか何度でも面白く見られる。 それにしても、白黒画面にバーンっ!と映し出される街並みに乗っかって大音量で流れる「ラプソディ・イン・ブルー」のはまり具合ったらない。この映画のために作曲された音楽なのではないか、などという不思議な感覚をも持ってしまうくらい。 久しぶりに見たのだけど、トレイシーは出てくる人たちの中で一番若いのに一番「大人」だな、ということに初めて気づいた。その後、マリエル・ヘミングウェイという女優さんを見ていないのだけど、ラスト近くの表情なんて、この人の演技の最高の部類なのではないかと思う。 小学校3年のときのリバイバル公開以来、もう何度見たかもわからないくらいの映画。また見てみた。 自分にとっては全編見どころなのだけど、やっぱりボーマンがHALを「殺して」しまう場面の悲しさがたまらない。 だってHALとしては、与えられた命令を一生懸命こなそうとしてああなってしまったのだし、そもそもそうさせたのも結局人間の自分勝手な命令が原因なのだし・・・。 重病で治る見込みのない子供の代わりに夫婦のもとへ現れたのは「愛する」機能を持った高性能アンドロイドだった・・・。 キューブリックが80年代から構想していたものの、技術的に映像化不可能だったため先延ばしにしていた結果、本人が死去してしまい、「私がプロデュースするから君が撮れ」とまで言われていたスピルバーグが作り上げた作品。 うーん、手放しで「よかった」とは言えないというか、本当にあのストーリーをキューブリックが作りたかったんだろうか、と思ってしまう内容でした。後から考えが変わるかもしれないけど、今のところはあのラスト、ちょっと納得いかないです。 アンドロイド役のハーなんとかいう少年は確かによかったのですが、なんか騒がれすぎの感じもします。もう一人、出番は少ないけれども結構うまい子役もいたのに 細菌兵器を密かに開発していた宿敵ブロフェルドと対決するボンド。またシリーズ中唯一ボンドが結婚を本気で考えるテレサとの出会いとその結末。 子供のころにテレビで見たときの感想は「なんだ、ボンドがいつもと違う人じゃんか」というものだった。 なんというか、いっつもショーン・コネリーだったのに突然違う顔の人が出てきて「ボンドです」って言われても、どこかしっくりこなかった。でも何回となく放送されていくうちに、ああ、このストーリーだったらこの俳優さんでOK、と思うようになりました。だってボンドがプロポーズするんだもん。 でもあのラスト、何回見てもぐっときます。 ところでこの映画のハイライトは何といってもスキーのアクションです。急斜面、木々の間をものすごいスピードで逃げるボンド、そして彼を追うブロフェルド達のすべりっぷり、最高です。やっぱあれはやるもんじゃなくて見るもんです。それにしてもそんなすごいシーンを撮影したカメラマンも大したものです。 田舎町に母親と二人で住む少年ホーガス。ある日、宇宙から飛来した巨大ロボットと出会う。なぜ地球に来たのかロボット自身にもわからない。それでもホーガスはロボットをかくまい、一緒に遊んだり、命の大切さを教えたりもする。 やがて政府の調査官がロボットの存在を突き止め、アメリカにとっての脅威と思い込み、軍を出動させてしまう。 なんといってもジャイアントのデザインがよいです。細かいとこまでよく考えてあります。それプラス、少年ホーガスはもちろんのこと、母親アニーやくず鉄屋兼芸術家のディーンなどの脇役もしっかり描かれているので観ててまったく飽きません。 男は誰でも子供のころ、少なからず巨大ロボットものは好きだったはずなので、ラストシーンはうるうるしてしまうでしょう。絶対に。 どの場面も背景がきれいだったのですが、個人的には紅葉が気に入りました。白骨温泉でたっぷり紅葉を見てきた後に観たからかもしれません。 男性でなくても、誰にでもおすすめできる映画です。 平凡な家庭に住む娘、チャーリーが普段の生活に退屈しているところへ、小さい頃からの彼女の憧れである叔父のチャーリー・オークレーが久しぶりに訪ねてくる。 彼女は喜び、一家も快くもてなし、叔父もしばらく滞在することに決める。 最初のうちは有頂天だった彼女だが、ふとしたことから叔父の不審な行動に疑問を感じ、まだ未解決の、連続未亡人殺しの犯人ではないかと疑ってしまう。 二人の、全く正反対の性質の「チャーリー」が出るわけなんだけど、姪の方のチャーリーの家庭の雰囲気が、ほんと、いい意味での「平凡な家庭」という感じが出ていた。 他のヒッチコック映画と違って、スパイが出るわけでも、あちこち派手な舞台を移動するわけでもない。だから「ヒッチコックはちょっと・・・」なんていう人に見てもらいたい傑作。 内容は「なんとかサスペンス劇場」でもやりそうなストーリーだけど、さすがヒッチコックだなあ、と思わせてくれる映画です。 姪のチャーリーのテレサ・ライトの演技も素晴らしく、前半、叔父が来た時のウキウキしている様子が、非常に可愛かったのが、後半、一転してかわいそうなくらいどんよりとしてしまいます。 そして、叔父のチャーリーのジョセフ・コットンのキャラクターが単なる悪役に終わっていないのが今見ても新鮮。 特殊なドアを使って人間界の子供部屋に入り、ベッドで眠る子供たちを驚かし、その悲鳴をエネルギーとしているモンスターの世界があった。 彼らの世界では人間界の物は危険物とみなされ、決して持ちかえってはいけない決まりになっていたが、ある日、ひとりの女の子が誤ってモンスター社会に入り込んでしまった・・・。 意志を持ったアメーバ状のインクが行く先々で騒動を引き起こす映画だと思ったら全然違った。 この映画、まず設定がよかった!こんな、子供にはわからないんじゃないかと思う設定で子供向けの映画を作ってしまったこと自体スゴイ。 モンスター社会の住人たちも、いちいちおかしな格好のが次々と出てきて全く飽きさせない。「新たなる希望」の酒場のシーンの、いろんな宇宙人が登場するシーンがずうっと続くようなイメージ。 サリーとマイクの主役コンビの対照的な性格も見てて楽しいし、迷い込んだ女の子にほとんどセリフらしいセリフを喋らせないのもかえってよかった。 子供映画とバカにして見てると、ドンデン返しにはかなり驚くはず。ラスト近くのアクションも高いとこが苦手な人はちょっとおっかないでしょう。 勇者ペルセウスが神々の力を借り、呪いをかけられたアンドロメダ姫を救うために冒険に旅立つ。 とにかくペルセウルスの行く手を邪魔するメドゥサやクラーケンなどの登場場面が見物です。 今でこそ、映画に出てくる様々な怪物はCGで作られ、実写の俳優と全く違和感無く戦ったりしてますが、ちょっと前までは、人間が中に入れないような形の怪物を動かすにはこの作品のようなストップモーションという方法しか無かったのです。(CMとかで人形がカクカク動くやつです) ハムナプトラその他のCG映画だけしか観ていない人たちにとっては、ここに出てくる怪物たちは「ダサイ」かもしれないけれども、こちらにはこちらの良さがあるのですよ。その昔、ある映画評論家が、最新の技術を使った映画が豪華なフランス料理だとすると、この映画は屋台のおでん屋の味なのです、というようなことを言っていましたっけ。 手作りの良さっていったって、製作過程のことなんか知らないよ、という人もいるかもわからないけど、 メドゥサの頭のヘビ一匹一匹がちゃんと動いているのですよ! で、お話の方なのですが、神々って、なんか「普通」のおじさんおばさんじゃん、と思ってしまいました。全能の神ゼウスがあんまりにもわがままオヤジなんだもん。 とにかく、昔からこの種の怪物の出てくる映画を作り続けてきたハリーハウゼンの技を堪能しましょう。ちなみに彼の作った「シンドバッド」シリーズや「アルゴ探検隊の大冒険」もおすすめです。こっちの方がいいかも? 避けることのできない破滅を察知した惑星クリプトンの科学者ジョー=エルは、生まれたばかりの息子カル=エルを地球に送る。 偶然、彼を拾い上げたケント夫妻は、地球人を超えた彼の能力を人に知られぬようにと教えながら大切に、本当の息子として立派な青年に育て上げた。 やがて成人した彼は、大都会メトロポリスの大手新聞社、デイリープラネットの記者、クラーク・ケントとして日々働きつつ、事件発生のときにはもう一つの顔、スーパーマンとして悪を退治し、世間の称賛を浴びる。が、ある日、彼の弱点をつきとめた敵が大胆不敵な作戦を開始した・・・。 いくつもあるコミックの映画化作品はこの映画の成功なくしてはありえなかったのではないかと思う程見事な出来栄えの映画です。 「超人が悪者をやっつける」。言ってしまえばそれだけのことなのだけど、それをここまで真面目に作ってあるのが好感が持てます。大都会の雑踏、新聞社のクソ忙しそうな雰囲気とか、どうってことのない場面も大切に作られている感じがします。 スーパーマンが飛ぶ場面が楽しみの子供がいたら、なかなかそこへいかないのにイライラするかもしれません。何しろ、しょっぱなは地球でもないし、スーパーマンはまだ生まれたばっかの赤ん坊なのだから。 続編につながる3悪人の追放、惑星滅亡の危機を察知したジョー=エルの苦悩なんかがあってようやく地球に来たと思ったら今度は青年時代のクラークの苦悩だ! が、何度か見ているとこの作品、このクラークの育ったスモールビルでの場面が「もっと見たい!」と思わずにいられなくなってきます。後の大都会メトロポリスと対をなす、どこまでも広がる畑と、ほんと空気を吸ってみたくなるような空。その風景がいいんですよ、これがまた。 そして新米記者クラーク・ケントとしてデイリープラネットに入社した彼のスーパーマンとしての活躍がようやく始まります。 泥棒を捕まえたり、嵐でエンジンをやられた大統領専用機を救ったり、木から降りられなくなった子猫を降ろしてあげたりといった場面が続いたあとに、ついに宿敵レックス・ルーサーの登場です。ちょっと3枚目的なところはあっても、軍のミサイル2基を操って彼がやろうとする計画は、まさにとんでもなくマンガ的。でも画面は大真面目に作ってあります。ラスト近く、ミサイルと追っかけっこする場面には力入りますよ、絶対。 ラストについては人によっては「そりゃないでしょ」というかもしれませんが私はOK。ただし一回きりならば。 続編が3本作られたけれど、うーん、本作の次の、能力を失ったり、ロイスに正体ばれちゃったり、3悪人に苦戦したりふんだりけったりの「Ⅱ」までかなあ。 ご存知のように主役のクリストファー・リーヴは、後に落馬事故にあって車椅子の生活を余儀なくされています。でも彼はいつか再び歩ける日を夢みてがんばっているそうで、自らの製作、主演であのヒッチコックの「裏窓」のリメイクを作ったりしてます。これがまた、オリジナルをうまあく現代的にアレンジしてあったし、見ててけっこうドキドキさせられる傑作でした。「前向き」って大事ですね。 ナチ破壊工作員によるアメリカ海軍の造船所火災の濡れ衣を着せられたバリー・ケインは身の潔白を証明するために、事件の鍵を握る謎の男フライを追う。 ヒッチコックが最も得意とする「巻き込まれ型サスペンス」の初期の傑作です。主人公が次から次へと迫り来る危機をくぐりぬけ、美女と出会い恋が芽生え、クライマックスでは敵との対決、とストーリーに無駄も無く、立派な冒険アクションとして成り立っていて、全く飽きることがありません。 展開もよいのですが、お尋ね者になってしまった主人公が、ヒッチハイクするトラックの運転手や、途中、かくまってもらう盲目の老人やサーカスの団員など、ほんの少しだけの出番の登場人物たちも実にいきいきと描かれています。 そんな中、妙に説得力のある敵の首領と、ラスト、知らぬ者のいないあの場所で悪役に相応しい強烈な最期をとげる工作員のフライが圧倒的な存在感を出しています。 割と淡々としたストーリーで、感動の涙は出ませんでしたが、何故かどうしてももう一度見たくなって翌日も見に行きました。今週は上高井戸(確か)の映画館で上映しているので、もう一度見に行くつもりです。 映画鑑賞数日後に、NHKのBS1でピアニストのモデルとなった、生前のシュピルマンのインタビューを放送していましたが、映画と違い、例のドイツ人将校はとても紳士的に接してくれた旨を話していました。映画の最高の見せ場の、ドイツ人将校が何か弾くようにシュピルマンに命じた際、少し横柄に描かれていたので、ここの描き方を変えていれば、もう少し後味の違う映画になった気がしました。 とは言え、この映画がとても僕の心を揺さぶったのは事実です。 アウシュビッツ等の話は勿論知っていますが、こんなにも簡単にユダヤ人が殺されまくる様は、人の心が荒むということはとても悲しいことだと改めて思わずにいられません。 僕はショパンの曲が大好きですが、スケルツォやノクターン集しか持っていないので、この映画で使われていたバラッド?は知りませんでした。ベスト版にもなかったぞ! 一部訂正します。 淡々としているのは、ストーリーではなく、描き方でした。ストーリーはドラマチックという他ありません。当時、ワルシャワには30万人くらいの(うる憶え)ユダヤ人が住んでいたそうですが、ホロコーストから生き残ったのは20人位との解説が、サントラ盤にありました。 あとショパンの曲ですが、コマーシャルで流れていたのが、ノクターンで俗に遺作といわれているやつだそうです。そして、ナチス将校の前で弾いたのがバラッドでした。勉強不足でした。 息子をマフィアに殺されたFBI職員が、組織を内側から潰そうと、有能な元部下を密かに組織に送り込む。 「ターミネータ」後のシュワルツェネッガーの出演作の一本。「コマンドー」というのもあって、結局は両方ともアクションなのだけど、そちらの方は娘(アリッサ・ミラノ)が誘拐される話なので、「父親」の顔ものぞかせます。が、こっちは潜入するマフィアのボスに気に入られようと、ワルっぽくキメてるのが「いかにも」でおかしいです。スーツ着てオールバックにしちゃったりして。 どうってことのないアクションなんだけど、テレビでやるたんびに見てしまう映画です。なぜかというと、あの、傑作テレビシリーズ「事件記者コルチャック」のダーレン・マクギャビンが出てるから。 あの人ってあのシリーズ以外ほとんど見たことが無いので、初めてこれに出ているのを知ったときは驚いたものです。しかもけっこう年くってたし。あたりまえか。 本作では、殺された息子の敵を討つためにシュワに助けを求めるFBI職員を演じてます。もちろん、ドタバタ暴れて敵やっつけるのはシュワなんだけど、コルチャックもけっこうおいしいところ、もってってます。老けてはいたけど、頑固オヤジなところは昔のまんまで嬉しかった。 ★「事件記者コルチャック」とは。 特に思い出すのは、吸血鬼の話かな。本物の吸血鬼が原題に実在することを突き止めたのだけど、その吸血鬼、昔ながらの、女性を襲って牙を首筋に・・・、というのではなくて、何と病院に忍び込んで輸血用の血液(パックに入ったやつ)をチュウチュウ吸うんですよ。 何か、変なところでリアルな、他に類の無いシリーズでした。再放送しないかなあ? 大農場を営むオハラ家の長女として何不自由無く気ままに過ごしてきたスカーレットだったが、憧れの人アシュレイ・ウィルクスとの恋も実らず、さらに南北戦争によって数々の困難も降りかかるが、いつしか、生まれ育った土地を愛し、力強く運命を切り開いていく女性へと成長する。 その昔、年末年始なんか「特別ロードショー」などどいって2週に分けてノーカット放送されていた時期があって、何となしに見ていたものでした。が、いつしかそれが無くなってしまい、1500円という値段でDVDソフトとして売っていたのを見つけ購入、それ以来正月に見ることにしています。 ミカバンドの「黒船」と並んで、何故か正月にかけたくなる作品です。 女と男がくっついたり離れたりの単なるメロドラマかよ、と思う方もいるかもしれないけれど、これだけ長時間(232分!)で、しかも戦争というでっかい背景があると単なるドラマでは終わりません。 南軍の負傷兵が大勢横たわっている中をさまようスカーレット、愛する者達の死などぐっとくる場面はいくつもありますが、やはり前半ラストの北軍から必死の思いで逃げてやっと故郷タラへ帰ってきたと思ったら、家も畑もすっかり荒れていてさすがのスカーレットも一度はがっくり、でもしかし、こう神に誓う場面でしょう。「私は決して家族にひもじい思いはさせません。そのためには人をも殺すでしょう」 そんな決心までさせてしまう戦争、本当に嫌なものです。毎回見るたびにスカーレットには最後に「ごくろうさま」と言ってあげたくなるくらいの、ふんだりけったりな映画でした。(でもしかし、続編があるのです!!) 第一次大戦直後のイギリスの田舎町、サウスヨークシャーで少女フランシスと従姉妹のエルシ-はある日、今まで信じていたもののまだ目にしたことの無かった妖精を目撃する。 二人が父親のカメラで撮影した妖精の写真が大作家、サー・アーサー・コナン・ドイルの目にとまり、魔術師フーディーニとともに確固たる証拠を求めにやって来る。 が、妖精の存在をドイルが認めたことによって、大勢の人間が妖精を捕まえようと、平和なサウスヨークシャーになだれこんでしまう。 これ、実際にあった事件をもとにした作品です。女の子のまわりを妖精たちが飛んでいる写真はわりと有名なので見たことある方も多いと思います。 妖精の描写はもちろん、彼らの現れる小川の流れる森の景色は、ぜひ一度行って見たい!と思う場所です。ただし、物語後半のように、野次馬でごったがえしてたりするのは嫌ですが。 主役二人の女の子も、小さいながらも芸達者です。最近、やたらと「美少女」という言葉が使われてますが、フランシスくらいの子にだけしか使ってはいけないような気がしました。 コナン・ドイル、フーディーニという2大有名人がストーリーに風格をつけ、ゆったりとした音楽もよし、ラストの意外なゲストもこれまたお見事な作品でした。 ところで魔術師フーディーニ役はハーヴェイ・カイテルだったので、「うまいコーヒーだ」と言ったり死体を片付ける指示を出したりしないかとちょっと心配でした。 ゴッサムシティの悪を退治するバットマン、強敵ジョーカーを倒した後に現れたのは、幼い頃に、その醜い容姿のために両親に捨てられた怪人ペンギン、会社の悪事を知ってしまいビルから突き落とされ、キャットウーマンとして蘇った秘書セリーナ・カイルだった。 暗い映画です。ペンギンにしろキャットウーマンにしろ、復讐して当然と思えるほどかわいそうな目にあった人たちです。そんな彼らと戦うバットマンことブルース・ウェインも確か子供の頃に目の前で両親を惨殺されたという過去があります。 こんな3人の話がよくヒットしたなあ、と思います。悪役って、どこか根性がひんまがっってるとこあって、最後はヒーローに退治されて「そんなに悪いことするからだよ」っていうことになるものだけど、この映画の場合はトップシーンの、後に怪人ペンギンとなってしまう赤ん坊の誕生の瞬間からして悲劇でしかないから、彼の最後のシーンも「あんまりだよ」と思ってしまう。 この映画で単純に悪いヤツは偽善者社長のマックスだけです。クリストファー・ウォーケンがいかにも「悪いです」というメイク、髪型で出てきます。 キャットウーマンのミシェル・ファイファーもなかなかよくて、なかでも自分のコスチュームをせっせと作ってるときの表情が○。 23世紀、巨大な雲状の物体が、クリンゴン帝国の最新鋭艦3隻を跡形も無く消し去り、地球へ接近してきた。唯一、迎撃可能なエンタープライズに出撃命令が下り、かつて5年間の探査任務で大成功を収め、今では提督となったジェームズ・T・カークが再び艦長として、かつてのクルーたちと共に「未知なるもの」へと向かう。 スタートレックを知らずに、「ああ、スターウォーズみたいなのか」と期待した人はガッカリするはず。どちらかというとこれはカーク、スポック、マッコイの3人のやりとりが一番面白かったりするドラマだから。 今回はそこへデッカーという「新艦長になるはずだった人」が出てきてカークと、どっちが艦長になるかなんてことで張り合う。なんだか会社で昇進を競う話にも見えてしまう。 とはいっても画面にスピード感はあんまり無いけれど実に優雅で、それにピッタリはまった音楽もよし。テーマ曲もよいけど、ヒロイン(?)アイリーアのテーマが美しい。作曲は先日亡くなってしまったジェリー・ゴールドスミス。残念・・。 ラスト、雲状の物体の中心にあった「もの」。その正体は、子供の頃、「宇宙」よりも「宇宙探査」に興味があった僕にとっては文句なしのオチだ。 才能ある若き作曲家、ウィンスロー・リーチは自身の曲を大物プロデューサー、スワンに売り込むが曲を騙し取られ、顔をつぶされ、彼が恋した歌手志望の女性、フェニックスまで奪われてしまう。 高校の頃、夜中にノーカット放送されたのを録画して、それこそ何度も何度も観たロック・ミュージカル。最近やっとDVD化されました。誰か書いてたけれど、特典無くてもきれいな画質と音でこうして観られるのは感激だ。 復讐の鬼と化すウィンスローの暴れっぷり&哀れっぷりが見どころだけど、やっぱりスワンを怪演するポール・ウィリアムズの声がたまりません。ついでにフェニックスことジェシカ・ハーパーも美しい曲歌ってるし、キッスみたいな3人組アンデッズの、観客を殺しながらの演奏場面もカッチョヨイです。 ポール・ウィリアムズのアルバムは、いつか買おういつか買おうと思ってるけど、結局この映画のサントラ聴いて満足してしまってます。ちなみにルパンの映画一作目の「マモー」はスワンがモデルとか・・。 アメリカの都会に住む、ちょっとリッチな一家の一年間をミュージカル仕立てで描く。 こんないい映画は無いってくらいいい映画です。四季に彩られる街の姿もとてもきれいです。 「歌のあまりうまくない俳優たちを使ってミュージカルを作ってみたかった」と監督のウディ・アレンが言ってるけど、俳優たちはどう思ったのだろう? その俳優たち、ゴールディ・ホーン、ジュリア・ロバーツ、ティム・ロスにドリュー・バリモア、ナタリー・ポートマンなどなど、いろんな人が出てくるのでにぎやかな感じがして楽しいです。アレンもあいかわらずの理屈っぽいおじさん演技が相変わらずで笑えました。 極めつけはラスト近くのゴールディ・ホーンの「i'm through with love」の場面でしょう。観てビックリして下さい。きれいです。
【ジェミー地球壊滅を救え!】20251108
「しかし、明日までそれを覚えているかな?」
【アニー・ホール】20251015
【ペーパームーン】20251001
【サイレント・ムービー】20250801
【暗闇の男(HE'S ALIVE)トワイライト・ソーン第4シーズン 第4話】20250729
【スペル】20250422
【フーズ・ザット・ガール】20250227
【007は二度死ぬ】20250206
【断崖】20241021
生まれて初めて経験しているんだけど、こんな日を待っていたんだわ。
【レベッカ】20241006
そしてやはり突然「そこにいる」ダンヴァース夫人がおっかない。いると思ったらいなくなってたり。
【白い恐怖】20241006
彼女がなんとかして彼の正体を明らかにしつつ無実を証明するために奮闘するお話。
【刑事コロンボ 仮面の男】20240813
【シャイニング】20240714
「よくしつける必要がありますな」
ジャックがイカれてからずーっと怯えっぱなしのウェンディの顔が凄くて、確かに雪山に閉ざされて助けも呼べない状況で旦那がおかしくなっちゃったら顔もあーなっちゃうよな、と思うし、ジャックはジャックでやっぱり最初っからこの人おかしいんじゃないかと思うくらいの顔力があります。
【猿の惑星】20240522
「テイラーは何を見つけるのでしょうか?」
「人間の運命だ」
【ロリータ】20240226
「物事なんて、そんなものよ」
【現金に体を張れ】20240223
「お守りです。これで勝ちは保障しますよ」
【生きる】20240222
「課長、それは無理だと思います」
「いや、やる気になれば」
【大陸横断超特急】20240215
「レンブラントは?」
「レンブラントはとっくに死んでますよ!」
「じゃあ4人じゃないか」
【ブルージャスミン】20240214
「あたし、インテリアデザイナーなの」
「運命的な出会いだ」
実業家の夫ハルのおかげで何不自由無い裕福な暮らしを続けてきたジャスミン。しかし「あること」をきっかけにそのすべてが崩れ去り、一文無しとなったジャスミンは妹ジンジャーの家に転がり込むが・・・。
【禁断の惑星】20240207
「その輝かしい文明をもってしても 自らの死の正体には気づかなかった」
【スターウォーズ ジェダイの帰還】20240206
「この目でお前を見させてくれ」
【メリーに首ったけ】20231215
「それでもいい 会いたいんだ」
【シン・ゴジラ】20231128
「まずは君が落ち着け」
だってテレビ番組とか国会中継とかで見る彼らって『聞かれたこと』に答えずに全然違うことをベラベラベラベラ喋ってることが多いんだもん。問いと答えがてんでばらばらのことばっかり。
【ゴジラ】20231121
「もうすぐお父ちゃまのところへ行くのよ」
戦後の復興により発展しつつある日本に、米軍による水爆実験の影響により出現した怪獣ゴジラが来襲する。
山根博士の「科学者」としてのゴジラに対する心情、そして無敵とも思えるゴジラの息の根を止める唯一の方法を知るただ一人の人間であるがゆえに苦悩する芹澤博士。この二人によって映画が重厚なものになっているのかな、と思う。
「もうすぐお父ちゃまのところに行くのよ」
と言うところ。
悲しすぎる・・・。
【マン・オブ・スティール】(Man of Steel)20230928
「まずは信じてみてはどうでしょう。信頼関係はそこから生まれます」
彼はジョー=エルと同様にクリプトンの未来を本気で思うあまり、融通の効かない元老院に剛を煮やして実力行使に出ちゃった、ように描かれていた。
そしてカル=エル(スーパーマン)と死闘を繰り広げるのもクリプトン再興のため。自身の種族が途絶えてしまうとわかったら、死にものぐるいになるのも無理はないので、ただの憎たらしい敵ではない。
リーブ版は超娯楽作で、こちらは「ヒーローとは」という問いを突き詰めたシリアス要素も盛り込んだ版と言った感じ。
【ベン・ハー】(BEN-HUR)20230904
二人は昔を懐かしむが、メッサラはその地を治める司令官としてローマから派遣されていたため、立場としてはメッサラが支配者であり、その友情が揺らぎ始める。
この映画、歴史に残る大スペクタクル巨編であり、何かとクライマックスの戦車シーンをピックアップして紹介されているようだけれど、やはり名優チャールトン・ヘストンの演技力あってのものでしょう。
【逃亡者】(THE FUGITIVE)20230520
戻る直前に家の方から出てきた「片腕の男」が怪しいのだが、キンブルは逮捕され、「片腕の男」の存在さえ立証されず、死刑を宣告されてしまう。
が、しかし、死刑執行室へ向かう途中列車が脱線事故を起こし、キンブルは脱走。それ以来、真犯人を求めて全米中を彷徨う羽目になる・・・。
高校生の頃、夜中に放送されていて結構夢中になって見てました。
もちろんキンブルが主人公なのだけれど、毎週毎週キンブルが訪れる土地で出会う人々が主役といってもよいドラマ。
人間関係のいざこざを抱えた人物が新参者のキンブルと出会い、お尋ね者という事実を知ったときにとる反応。
キンブルの無実を信じる者、警察に突き出そうとする者。
この設定で面白くないはずがない!久しぶりに見返してみたけど白黒時代の古いドラマなのに夢中で見てしまいました。
ハリソン・フォードで映画化されたけど、なんかアクション大作みたいになっちゃってダムみたいな高いとこから飛び降りたりしてて、そういうのは求めてないのに、と思った記憶が。でも2時間ほどの映画化と、何年もかけてじっくり見るドラマとは別物だから仕方ないのかな。
【ロープ】(Rope)20230213
恨みがあるわけでもなく、ただ同級生をアパートに呼び、絞め殺し、衣装箱に入れてその同級生の婚約者や両親など近しい人たちを招いてちょっとしたパーティーをひらき、優越感を味わう。死体を入れた衣装箱の上に酒や料理を並べて・・・。
登場人物が、何か用事があって別の部屋に行こうとすると、カメラも一緒について行くという、なんとも不思議な感覚が味わえます。
【SF/ボディ・スナッチャー】(Invasion of the Body Snatchers)20220904
が、エリザベス以外にも身近な人間が変わってしまった、と訴える者が現れたり、友人ジャックの経営する店で異様な物体が見つかったりと街中で「何か」が進行していた・・・。
【スタートレック2 カーンの逆襲】(The wrath of khan)20220820
「死を考えるということは、いかに生きるかを考えるということだ」
23世紀に蘇ったカーンが調査船エンタープライズ乗っ取りを企てるが、カーク船長によって阻まれ、ある惑星に追放される。
今回は買い物に出た時に家電売り場のテレビに映っていた、高校野球中継がきっかけ。
ある高校の9回裏の攻撃。二死で大差をつけられゲームセットとなってしまった場面を見たときに、突然この映画を観たくなった。
そして、かつてこのテストをクリアした唯一の人物がカーク、という設定。どのようにクリアしたかはぜひ映画を観てください。
【ジャッカルの日】(The Day of the Jackal)20220710
「落ち着け、感情的になっちゃ駄目だ。だから君らは失敗した」
【インターステラー】(INTERSTELLAR20220530)
「10歳の子どもに、地球が終わるなんて言えない」
【カジノロワイヤル】(CASINO ROYALE)20211206
【ミスト】(The Mist)20211011
「すごく大事な約束をして。ぼくを怪物に殺させないで」
【激突!】(Duel)2020402
【狼よさらば】(Death Wish)20200114
「災難はどこで起こるかわからん」
「やだなあ」
「大切なのはアメリカ伝統の自己防衛の精神さ。警察に頼らず自分で自分を守る」
「もう開拓時代じゃありませんよ。難しいなあ」
「開拓精神を失った現代に何が残った?戦うことも知らず、危険にあえばなりふりかまわず逃げ出す。なぜこんなことになった?どういうわけだ?」
「平和すぎるから?」
「違う」
【シェルブールの雨傘】(Les Parapluies de Cherbourg)20191121
お話は、なかなか戦地から戻らないギイを待ち続けるジュヌヴィエーヴに真剣な好意を持つ男性が現れてしまい、あれよあれよと冒頭、二人が夢見てたものとはどんどん違う方向へ行ってしまい、最後にはとてもとてもほろ苦いあんまりな結末が待っていました。切なすぎるけど、あれでいいのかな、きっと。
【桐島、部活やめるってよ】20190125
それくらい、覚えてよ」
【カイロの紫のバラ】(Purple Rose of Cairo)20180813
「映画ならね」
この先ネタバレありです。
【マンハッタン】(MANHATTAN)20180319
【2001年宇宙の旅】(2001:a space odyssey)20180212
【A.I.】
【女王陛下の007】(On HER MAJESTY'S SEACRET SERVICE)
【アイアンジャイアント】(IRON GIANT)
【疑惑の影】(SHADOW OF A DOUBT)(020801)
【モンスターズ・インク】(MONSTERS,INC)(020801)
ちなみにマイクの吹替えは爆笑問題の田中さんでしたが、まるで彼のためにつくられたキャラクターではないかと思うほどはまってました。
【タイタンの戦い】(CLASH OF THE TITNS)(030220)
【ギャング オブ ニューヨーク】(GANGS OF NEW YORK)(030220)
19世紀のニューヨークは幾つものグループが抗争に明け暮れていた。目の前でグループのリーダーである父親ヴァロン神父を敵対グループ、「ネイティブズ」のビル・ザ・ブッチャーに殺された少年アムステルダムが16年後、街の支配者になったビルの組織に潜り込み、次第に彼に認められていくが・・・。
映画を観ていると、主人公が挑む敵が意外と単純なバカだったり、あっけなく倒されちゃって「なんだあ」とがっかりすることって結構ありますが、この、ダニエル・デイ・ルイスが演じるビルは、最初っから最後までじっくり見入ってしまう、実にカッコイイ悪役でした。
もちろん、主役のアムステルダムのディカプリオもがんばっていて、なかなかやるなあ、と思ったけど、ルイスに食われちゃってる気がしました。
美貌の女スリの役で登場のキャメロン・ディアスも、いろんな服着てたけど、舞台に上がるときの着物みたいなのが一番キレイでした。
それにしても、アメリカのあの頃ってあんなにメチャクチャだったのかと初めて思い知りましたよ。この映画自体が「アメリカって昔っからこんなにバカなんです」って言っているような気にさせられ、また、抗争の場面が斧振り回したりしてとても痛そうな映画でした。
それと、あえて言うならちょっとばかし長かったです。三部作にしてもよかったりして。もしくは半年くらいテレビで毎朝15分ずつやるとか。
そうそう、あのクワイ・ガン・ジンがおいしい役で登場です!
【スーパーマン】(SUPERMAN THE MOVIE)(030705)
【逃走迷路】(SABOTEUR) (030717)
【戦場のピアニスト】(イワンさんより)(030822)
平日の10:00に2日続けて見てしまいました。
【ゴリラ】(RAW DEAL)(030822)
70年代のテレビシリーズで、シカゴの新聞記者コルチャックが毎回いろんな事件を追っかけるのだけど、彼の追う事件が、何故かいっつも宇宙人とか狼男とか切り裂きジャック、首無しライダーなどなど超常的なことばっかりなのです。ほんと、何でもありでした。そんな不可思議な事件をブツブツ文句言いながら追求する姿が印象的でした。
【風と共に去りぬ】(GONE WITH THE WIND)(040305)
【フェアリーテイル】(fairy tale a true story)(040409)
【バットマン リターンズ】(Batman Returns)
【スタートレック】(STAR TREK The Motion Picture)
【ファントム オブ パラダイス】(Phantom of the Paradise)(030304)
【世界中がアイ・ラヴ・ユー】(Everyone Says I Love You)(030314)
だって去る方は行っちゃえばいいけど、
去られる方は行き場が無いんだから、そりゃ悲惨だ。」